学校訪問の記録

幼稚園児と小学生の2人の子供(女子)達の父親である私が、個人的なメモとしてブログを活用することにしました。意見・感想は私個人のものです。(ブログ全体、文中敬称略)

201506 国立音楽大学附属小学校 学校説明会

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JR国立駅の南口から徒歩で約15分、一橋大学のキャンパスがある街の一角にある、国立音楽大学附属小学校の説明会と公開授業にお邪魔した。雨の中歩いていると行きすぎてしまったのだろう。同大学の附属中学校高等学校の横の細道まで歩いてしまった。開始にはギリギリ間に合ったが、この時間のロスのおかげで正門の写真を撮り損ねてしまった。上記写真は、帰りに雨の中撮った正門の様子だ。

受付を済ませて、音符の絵柄が入った可愛らしい入校許可証を受け取り、説明会の会場である体育館へ向かった。スリッパは持参したが、学校のスリッパが大量に用意してあり、せっかくなので利用させていただいた。参加者は母親が多いが、父親もいた。子供連れもいた。人数はざっと見た感じで150人くらい。服装は、やはり紺色のお受験スーツが多かったが、茶色のマフラーを着用している母親がいたりと、紺色一色ではなかった。

まず、音楽会など1年の流れが分かるDVDが上映された。

続いて校長挨拶。当校の歴史や目標を紹介。当日は雨が降っていたが、校庭で児童が走り回る元気な様子を見せられなくて残念と語っていた。最近の国際試合の影響か、サッカーをよくしている児童が多いそうだ。

1年の女性の担任より年間の学校生活についての説明があった。

当校では、ほとんど女子児童しか見かけないくらい男子児童が少ない。しかし、今年度の入学生は男子が多く、半分が男子だそうだ。少人数教育を行っているそうだ。

「ゆっくりじっくり子供時代の1年を過ごして、1年生になっていきます」との言葉が印象的だった。

6年生など他学年との交流もあるそうだ。

ICカード型の登下校管理システムで、登下校時刻が分かり、保護者には好評らしい。60%の児童が電車通学で、40%が都バスなどバスのみを利用しての通学だそうだから、このような児童の安全を守る仕組みは素晴らしいと思った。

基礎基本を大切にするカリキュラムで、例えば、「そ」の形を学習したり、「武」は何を思い浮かべますかとの問いに対して、「武蔵野線の武」や「武蔵野市の武」といった回答があるそうだ。別の例では、漢字の「称」の半分を見たら、カタカナの「ネ」が隠れているといったことも紹介されたが、聞いていて楽しそうな授業だな、自分がもし子供だったら受けてみたいなと思った。

「今の子供だからこそ見える世界を大切にしたい」とも語っていた。

ノートは丁寧に分かりやすく書いているそうだ。

生活の面では、ちょうど今、朝顔を育てているそうだ。葉っぱの形などを学習して、学年(年齢)に応じた発見や学びの楽しさを伝えているとも話していた。

教科指導については、担任制と教科別のバランスをとっているそうだ。1年からリトミック、英語、造形と音楽が教科担当が教え、3年からは理科が、5年からは体育が、それぞれ教科担当が教えるそうだ。

「明日も行きたいと言う喜び」とも語っていた。ここでも、「伸びやかな成長」について語っていた。年齢に応じた成長をじっくり見守る姿勢を大切にしているのが良いなと思った。

具体的な教科指導については、当校は音楽に力を入れているそうだ。そして、一般的に「図工」と言われている教科は、当校では「造形」と呼んでいるそうだ。英語については、週2時間の授業があるそうだ。

続いて、6年の男性担任より、高学年の特色のある教科についての話があった。

まず、音楽授業のDVDが上映された。5-6年が「にじ」を演奏している映像だったと思う。合唱も含む、器楽の授業だ。感性と想像性が育つそうだ。女性教員が担当している、2年のリトミックの授業も紹介された。リズムに合わせて、カラフルなボールを扱う内容だった。元来ある豊かな感性に磨きがかかるそうだ。この器楽の学習では、普段はサッカーが得意な男子児童も、教員に聴いてくださいとやってくるそうで、素晴らしいリズムを披露してくれるそうだ。

続いて造形の授業の映像が上映された。男性教員が担当している授業。変身かぶりものという作品で、自分が憧れている姿をイメージして制作しているそうだ。「自分の夢や好みを形に表している」そうだ。授業の目標については、「自由な発想を形や色に変えていく」ことだそうで、教員の想像を超えてしまっている作品が誕生するそうだ。迫力や、作品に対する思いが強い作品が出来上がるそうで、制作を通して、教員も児童も共に学び成長しているそうだ。

続いて理科の映像が上映された。男性教員が担当している授業。自分で実験して考える授業を行っているそうで、班で相談したり実験をして、結果を出してまとめるそうだ。そして、自分で実験を通じて得た発見を考える。よく考えて進んで行動するようにしているそうだ。これに関連して、通学ルールについての話が少しあった。当校へは、国立駅から富士見通りを歩いて通学する児童が多いが、これまでも列で歩くことがルールだったが、この4月から1列で歩くことに変更された。4-6年の児童委員会が一列での通学を定着させたいとの思いから、見回りを提起したそうだ。「問題を感じて、自分達で対応したいと言う気持ちを感じる」とのことだった。

副校長(男性)より入学試験についての話があった。

音楽だけが進路先ではないそうだ。60%が音中への進学するが、40%が他の私立中学などへ進学するそうだ。中学入試についての話の中で、これら私立中学の名前が挙げられていた。明治学院、武蔵、光塩、桐朋、吉祥、女子美、開成。中央線沿線の学校が多いのだろうか。桐朋は、同じ国立に男子校があるし・・・。(女子は仙川だったかな)。音中への普通コースと音楽コース別の進学についての話もあった。音楽コースは当然、音楽に力を入れているそうで、5-6年の時に3回、楽器演奏をする課題があるそうだが(推薦の場合かな)、普通コースでも、音楽的環境の中で一貫教育を提供するそうだから、全く音楽に触れないというわけではない。音中に進学しても、節目にコースを変更することが可能だそうだ。「子供の可能性は無限ですから」との言葉が印象的だった。
ちなみに、音高の音楽科からは、例年75%程度が国立音大へ進学するそうだ。普通科では、90%以上が、その他の4年制・6年制大学に進学するそうで、そこには早稲田、東京理科やGMARCHが含まれるそうだ。大学によっては、指定校推薦制度もあるそうだ。

入学試験についての話もあり、その中では音楽だけでなく運動のテストもあるそうだから、単に音楽だけ出来れば良いというわけではないようだ。15分間の保護者面接もある。両親で子供のことをよく話しておくと良いようだ。プレスクールや運動会など、未就学児でも参加が可能な行事の紹介もあった。例年は平日に開催してきた運動会は、より多くの人に来てもらいたいとのことで、今年から土曜日に開催するそうだ。11時頃に未就学児の種目があるそうだ。

父母会についての紹介もあった。当校ではPTAと呼ばずに若葉会と読んでいるそうだ。そしてこの若葉会の会長挨拶があった。男性保護者だ。6年に息子が在籍しているそうだが、男子児童が少ない点については気にしてないとのことだった。運動会や音楽会と通じて成長している姿を実感しているそうだ。当校は「音小」と呼ばれていると話していた。ICカードについては、下校時刻から逆算すると現在地を特定しやすくなると話していたが、このようなものがどこの小学校でもあればいいのになと私は思った。

後ろの方に座っている子供達が騒がしくなってきたところで、タイミングよく説明会は終了。この後は公開授業があり、どの教室も開放されるとのことだった。

授業公開があったが、この日は別の予定があり、途中で失礼させていただいた。そのためざっと校内を回った感じになってしまった。

どの教室も広くて明るく綺麗だった。あったかい感じの建築だった。設備面では、常設の電子黒板はなく、「黒」板だった。

児童達は私服で授業を受けていた。

1年の教室では、ネイティブ教員が英語の授業をしていた。低学年からのネイティブ英語は正直羨ましかった。

校舎の一番上の階に、個人レッスン室があった。そしてその下の階にはスタジオがあった。ちょうど低学年のリトミックの授業を見学することが出来た。私の下の娘が音楽好きで、気がつくと歌っているので、娘がこの授業を受けていても違和感はないなと思ってしまった。児童達はとても楽しそうにリズムをとっていた。

低学年から高学年まで、ざっとだが授業を見学して回った。途中、トイレを利用した。綺麗で清潔なトイレだった。

今回の訪問の前に、普段は無視している某メジャーお受験掲示板サイトで、当校についての投稿内容を閲覧した。小学校お受験ではおなじみのサイトだ。当校についてはネガティブな投稿内容が多かったので、本当にそうなのかなと疑問に思いながら訪問した。確かに、説明会の会場だった体育館にいたスタッフかなと思われる男性は、挨拶もせず無愛想な感じだったが、その他のスタッフは皆とてもあたたかく対応してくれたので、かなり良い印象を受けた。(そのため、その男性が本当にスタッフだったのかは定かではない。)このブログもそうだが、ネットの情報を過信してはいけないと強く思った。自ら足を運んで見ることが何より大切だ。

見学を終えて、「来てよかった」という気持ちで当校をあとにした。また機会があれば伺いたい。

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