学校訪問の記録

中学生・高校生の2人の子供(女子)達の父親である私の学校訪問を記録するブログです。意見・感想は私個人のものです。(文中敬称略)

201606 捜真女学校中学部高等学部 ミニ説明会

簡単なまとめ。集団ツアー型。職員室は教室以上に内部が全く見えない。残念なことに「あーそういう学校なのかな」と正直思った。この日の参加者は多く(ざっと見で240名は居た)、中学生の礼拝に参列した時に見て思ったが、生徒数が多く、定員割れの心配はなさそうなので学校を訪問した時の印象と受験って不思議な関係だと思ってしまった。まあ、警備員居ないし、門ないし、でもオープンなのかなと思いきや授業見学ないし教室内見れないし、あちらこちらに教員いることはいるんだが。教員も良い挨拶をしてくれたし、校内の雰囲気も悪くないどころか、図書館は雰囲気が良く、もっと長い時間居たいと思った。とにかく見学者が多すぎるのに加えて短時間での移動のため、授業はもちろんチャペルでのコーラス練習風景など(じっくり)見られなかったのが結果として強く印象に残った。行かなかった妻に伝えた感想は、「多分もう行かない。小学校はまだ訪問していないから行ってみたいが・・・」だった。

特色のある教育。説明会と見学の印象を総合すると、宗教が重要な柱であることは間違いない。聖書をベースにした教育だそうで、確かに礼拝参加したからそうなのかもしれない。ただし教室内の見学は出来ず、十字架とか聖書の言葉があるかなど全く不明。授業見学がまともに出来ないのなら、学校の公式サイトに授業見学が含まれると書かないで欲しい。

校舎。古い。特別棟は新しい感じがしたが、経年劣化あり。あと、通常と特別の差が不明。理科室見学なし。パソコン室あるのか不明だが見学なし。和室あるのか不明だが見学なし。英語の教員が話をしたし、多分重視していないのだろう。校舎内でパン屋が来て販売していたが、見学者は利用できず残念。このパン屋の校内販売については、つい先日、ETV「Rの法則」で紹介されたそうだ。

教員と生徒。教員は挨拶はしてくれた。でも気になったのは、トイレに案内してくれた用務員風の男性は親切に案内してくれたが、その用務員風の男性に案内を任せた、私が話しかけた男性教員は何故自分で案内しないのだろうと思った。まだ30代のような感じで若かった男性教員。案内してくれた用務員風の男性は40代だろうか。少し考えさせられた。学校案内の体育の教員はスムーズに案内してくれたし、ちゃんと皆が揃うまで待っていてくれた。よく話して説明してくれた。生徒は礼拝に急いでいた女子達のみ直接見かけたが、皆さん見学者の集団にきちんと挨拶をしながら移動していた。ただあまりにも大集団だったからか、礼拝や見学した美術教室では、我々参加者を大いに気にしていた。気にしながらも美術の授業にはじっくりと取り組んでいたのも見られたので良かった。毎年4-5人は美大進学者いるそうだ。あの美術の授業風景を見るかぎり、女子校だからこそ自由に表現が出来るのかもしれないと思った。そんな風景を見て空気を感じたが、それは教室の外からだった。(入室の案内はなかったため)


学校までの道のり

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反町駅から徒歩。

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駅前の様子。学校の看板があるので、道は分かりやすかった。
行きの上り坂、きつかった。

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これがきつかった上り坂。おじさんにはきつい坂だった・・・。(単に運動不足なだけかもしれない)

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学校が見えてきた。

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バス停があったが、今回はバスは利用せず。



説明会
上履き借りた。
受付でペンが自由に1本選べていただけるので頂いた。

そして説明会の会場へ。立ち入り禁止エリアの手前には、仕切りとして、学校紹介の展示があった。これはなかなか良いアイディアだと思った。これまでの学校訪問では見たことがないアイディアかもしれない。「立入禁止!」などの手書きの張り紙を置いている学校が時々あるが、それよりは遥かにマシである。

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そして説明会会場に到着。
説明会の会場には母親と娘の親子が多かった。
逆に父親と娘は1組しか見かけなかった。父親はワイシャツ、子供は普段着。Tシャツの子供もいた。デニム生地のハーフパンツの母親も見かけたので、結構ラフだった。とにかく普段着。
低学年連れもいた。園児が2名はいた。父親のみは、私以外にもいた。
いずれも普段着。
ジャケット付きスーツは皆無。
見学者の児童はメガネっ子メガネ着用者が多かった。ある児童は説明会中に入試問題らしき問題を解いて時間を有効活用していた。裸足でスリッパを履いている児童を見かけた。裸足で学校説明会ってすごいな(汗)・・・
学校訪問では大変珍しいが、車椅子で来場したり、見た目で分かるくらいお腹が大きい妊婦も来場してる。

2時間目の後に生徒の礼拝があるそうで、それに参加するとの説明を受けた。
説明会の会場には、「愛は全てを完成させる絆です」の書が掲げられていた。
でもパイプ椅子(普通のパイプ椅子)で長時間座っているとお尻が痛くなった。外の緑が美しかったのが救い。

チャペルへ移動中に教室前を通過したので、内装確認。教室のドアにすりガラスあり、上部のみ窓あり。あとは壁なので、内部が見えない。
廊下に木のベンチエリアがあったが、これは雰囲気いい。

チャペルへ移動したが・・・。チャペルには綺麗なパイプオルガンがあった。
礼拝では、生徒達がきちんと整列して着席して歌っていた。
お話はキュウリとトマト、ネギの話。
2曲ですぐ終わり。誘導されて退場して説明会の会場に戻ってきた。そのためお話の内容をメモする時間なく、覚えていない。

説明会再開。女性教員が司会。
まず男性教員の話。写真入りPPT使用しているが、準備稿を読んでいるだけ。聖書印刷所として開校したことを教育の土台にしているそうだ。「自分・他者を大切に」「「孤独」という問題を切実に捉えている」
元校長の言葉「ティーンエイジャーは嵐の中を吊り橋を渡っているが、嵐は過ぎ去る、吊り橋も渡れる、だから信じなさい」
アドバイスを与えたりして生徒に寄り添うようにしているが、生徒自らが考え行動し責任が取れる人に育てるようにはしている。
3大イベントとクラブ活動も真剣に取り組んでいる。真剣に取り組むために学んでいる。「中途半端ではダメ」
「卒業生が毎日帰る」「心のふるさとです」「卒業生満足度1位の学校」
でも、今の学校には満足していない、やるべき課題はたくさんある。建学の精神や教育利権は普遍的なものだが、学習と生活は変えなければならない。そのうちの1つがマナー向上。
新校舎は建設中。10月に完成する。自習室や少人数教室やカフェテリアが入るそうで、これは変える方のシンボルになるそうだ。
学校の歴史と伝統は守っていく上で、「小学生の皆さん、どうぞ安心して搜真の門をくぐってください」

続いて現在は高校2年担当の女性教員。
英語担当。「何と言っても英語が好きになって欲しいです」
英語が嫌いで嫌いでまだ中学1年なのに自らの英語力を諦めた生徒のエピソードを披露。そんな彼女がカンボジア研修へ行き、現地の子供達が英語を流暢に話している様子を目の当たりにして、私も英語やらないといけないと思うようになり、「エンジンがかかって、英語の成績もどんどん上がっています」と先生。自分自身で英語が楽しいとか必要であると感じるとやる気が出るので、そういう体験に触れて欲しいと先生。中学1年では、カードを作ったり、毎日日記を書いたり、絵本を読んだり、ペアで会話させたりしている。中学2年では、絵本よりも単語数が多い本を読んだ。留学生を授業に招いたりもしていた。単語テストもやっている。とにかく「自分で学習していく力をつけることが大切。」高校生は修学旅行から帰ったばかりなので、「Trip Report」をパソコンを使って書かせている。

続いても高校2年担当の教員の話。ベテラン教員。
東京外語大学へ進学した母娘のエピソードを披露。当校には補欠として入学した。そのため、合格者の集いも間に合わず、別の学校の制服を用意しないといけないと母親が思っていたところ、合格の連絡を受けて、急遽来校、応接室で対応した思い出だそうだ。
話の流れがいまいち分かりにくかったが、この後は卒業生が快く来校して在校生に大学受験のアドバイス等をしていくれているという話だったので、上記学生も同じように来校してくれているということだったのだと思う。「ノーと言われたことはない」と先生。ロングホームルームの時間に合わせて来校してくれる卒業生もいるそうだ。

最後に女性教員による入試説明。
面接がある。志望書をもとに話すそうだが、不安と感じ必要はない。毎年、習い事などを受験生は生き生きと話をしてくれるそうだ。
出願内容や傾向も大幅な変化はない予定だが、2020年を見据えて、思考力や発想力を問う出題をする予定。
今月中旬から車内広告で掲示されるそうだ(日能研の広告だろうか?)
今後の説明会もぜひ来て欲しいとアピールあり終了。

集団ぞろぞろ型校内見学ツアー。体育科の女性教員による集団ぞろぞろ型校内見学へ移動。私の集団は9名だっただろうか。混んでいたが私の印象。
中学1年A組:40名くらい。2人担任?
緑板で湾曲ややあり、上下可動式ではない。教室の後ろにも緑板あり。電子黒板はなし。

中学1年D組がプール授業中。体育の授業でプール授業があるそうだ。

高校3年になると最上階の教室になるので、富士山が見える。
L字型校舎。

中学1年の初めての中間テストが展示してあった。もちろん、サンプル問題であり記入がされていないものだ。

中学2年のエリアへ。小テストを頻繁にやっているそうで、見学時もテストをやっていた。
クラスごとに個人ロッカーやコート用ロッカーがあったと思う。
女子トイレしかないらしい。(校内に男性トイレはちゃんとあったので問題なし)

礼拝堂前通過。「エマオへの道」という絵画作品展示。

居心地良い図書館。図書館に入った。試験に関係する本を出入り口近くに置いているそうだ。英検、調理実習、合唱コンクールのための本などもあった。「平和を考える」コーナーがあった。赤本も豊富に揃っている。
絵本エリアもあった。「ぐりとぐら」や「すてきな三にんぐみ」、「スーホの白い馬」など結構や数があった。このエリアはソファとカーペットがある。
雑誌も豊富に揃っている。
晴れた日だったので、外窓からスカイツリーが見えた。ベイブリッジも見えた。すごい。
広くて、静かな図書館。明るさは適度に明るい。生徒2名が自習していた。
ここから見る夜景も綺麗だそうだ。
いい感じ。
女性司書がとても感じの良い挨拶をしてくれた。

集団ぞろぞろ型校内見学ツアー続く。もっと図書館に居たかったがツアーは続く。次は、美術室前。選択している生徒達が授業を受けていた。広くないが、いい感じの場所だ。

チャペル。「Be Still and Worship」と書かれたプレートの下を通り、チャペルに入ろうとしたが、見学者が多すぎて入られない。中学2年がコーラスの練習中だそうだ。人が多すぎて、ほとんど全く見られなかった。大変残念。綺麗なステンドガラスは見られた。

建物の外へ出たら、当校の小学校の児童達が歩いていたのを見かけた。

つい先日、ETV「Rの法則」で取り上げていたらしいパン屋がちょうど来ていた。

www.nhk.or.jp

我々はその場を通過したのみで、購入やパン屋とは話をする機会はなかった。残念。

体育館は出入り口の外から見学しただけだった。バスケの授業中らしい(らしいと言うのは、言われても分からなかったため)。体育館の内部は広く明るい。

見学終了直前に、プールの外に連れて行かれたが、すりガラスの外なので、当然ほとんど全く見られなかった(が、まあこれは仕方がない)。内部は広く、授業中だと思われる様子が見られたので、適度に明るいのであろう。説明によると中学生のプール授業らしい。電子表示の機器はないようだが、7コースあったと思うので、やはり広いようだった。最近では高校1年がバタフライの練習をしているとの説明もあった。水泳部で入る生徒が多いらしい。プールサイドで男女の教員が話をしているのは見られた。当校は水泳にも力を入れているようだと感じた。

再度校舎内に入り、教員室前へ移動した。廊下側は壁のみで上部まで窓はなかった。その廊下にテーブルと椅子があり、生徒が教員に相談出来るコーナーだそうだ。

そしてツアーは終了した。

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正面玄関前にて。この校章のデザインとフォント、好きだな。

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美しい校舎だと思う。そしてその校舎の隣には、建築現場があった。

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新しい建物、興味深い。その後、反町駅へ歩き、訪問は終了した。

訪問を終えて。見学をまとめると、授業らしい授業の見学はなかったと言える。チャペルなど綺麗な歌声の練習風景が見られるのかと思いきや、見学者が多すぎて入室出来ないし見られない。とにかく見られないし見学者が多すぎる。グループ分けされても、全体数が多すぎた。すぐ移動するのも残念。これらの印象が強く残ったため、後ほど妻に報告した時にはあまり良いとは言えない印象しか伝えることが出来なかった。感じの良い教員の皆さんや雰囲気が良い図書館など、魅力のある点が所々あったので残念に思う。

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