見学したかったキャンパス。以前から見学したかったが、説明会などに行っているとなかなか機会がなかった。まだ4月で説明会ラッシュがないので、この時期に訪問したわけだ。週末(でしかも私のみ)だったので、前庭からのみの見学となってしまったが、快晴の空の下、前庭に立った時に見た光景、聴いた風の音は一生涯忘れないかもしれない。
前庭からの光景。素晴らしい建築と本館の左側の通りが角度的に美しかったし、後ろを振り向くとチャペルがこれがまた美しい建築だった。本館の両側にある東西各校舎も美しい。ただし、本館に向かって右斜めの道の先に自販機らしきものがあったのが気になったし残念。緑が多く、風が強かったので、高い木々が揺れて音が聴こえていた。快晴で映える建築美。いいですね。
神が宿るキャンパス。チャペルでの礼拝の案内が掲示されていたのを見てみた。毎週木曜日と書いてあったかな。外部の一般人が参列出来るのか不明だが、機会があれば参列したいと思った。
この訪問の前々日は武蔵野美術大学、前日は一橋大学と、武蔵野・多摩地区での大学キャンパス見学が続いたが、それぞれのキャンパス、建造物には美しさがあると思った。ただ、キリスト教が土台にあり、つまりは神と言う非科学的な存在、図面を作成して建てた作品と言うことだけではない、非科学的な神秘や重み、がこの3校ではこの日訪問した東京女子大学にだけあった。武蔵美は非宗教系の私立大学、一橋は国立大学なので、それはそうなのだが、その微妙な違いを感じた。神が宿る学校ということなのだが、これは大学など学校以外でも、それこそ建造物以外でも(例えば庭園に咲くバラでも)、同じようなことが言えるのではないだろうか。私はどちらかと言うとキリスト教的なものに興味関心があるので、この微妙な、なんとも言葉で表しにくい違いを感じたし、どこか安心感のような気持ちを抱いた。あの前庭に立ち、風の音を聴くと、自分がその神秘的な空間に吸い込まれるような感じがした。この日は撮影が禁止だったが、それはそれで良かったのかもしれない。あの場の雰囲気を感じ楽しむことに集中が出来たと思う。
守衛は学校の顔。建築散歩が有料かもしれないがあるそうで、参加すると撮影可能らしい。オープンキャンパスは高校生以下でも参加可能らしい。事前に電話で見学担当部署に連絡していたので、当日は守衛所でその旨を伝えた。するとすぐに守衛男性が「はい伺っています、こちらに記入してください」と対応してくれた。首から下げるタイプの許可書の受け渡しから見学可能場所の説明(前庭の芝生エリアを越えてはいけない)、正門内からの撮影は禁止(つまり正門の外からは撮影可能)の説明から、許可書返却と学校案内リクエストへの対応まで、男性守衛が2人で対応してくれた。建築関係の見学者が多いような印象を受けた。親切だしとても話しやすかった。心から、感謝。(撮影した写真ではプライバシー保護のため顔をぼかした。ご了承ください。)
学生。見かけたが、当然のことながら話はしていない。前庭に立っていても、皆さん特に気にされないのが逆に好印象だった。おかげさまで集中してあの場に居られることが出来た。
ところで見学中に、正門にバギータイプの車椅子に乗った障害児者と母親らしき女性がやって来ていた。受付をしてから校内に入って行かれた。学校訪問でこのような方々を見かけるのは少ないので嬉しくなった。礼拝堂の掲示板だろうか、地域の障害者のみなさんを招いてコンサートを開催することもあるようだ。とても素晴らしい取り組みだと思った。
正門から都立善福寺公園へ歩いてみた。すぐ近くに広い公園があるので行ってみた。
大学前の通りから正門方向には桜の木があった。もうそろそろ桜の季節も終わりだ。
同じ通りからチャペルを見た様子。電線が邪魔。早期の地中化を願う。
遠くにチャペルが見える。
緑豊かな公園だ。週末なので人はほとんど居ない。
大きかった。そして複数泳いでいた。
距離がすごく近かった。人馴れしているようだ。
この湧き水の向かいに神社があったのでお参りした。
ここに家族連れや桜を鑑賞している老人達がいた。春の週末らしい光景だった。
このお寺が公園の名称の由来のようだ。今回はお参りはしなかったが、またの機会に。
東京女子大学の訪問を終えて。今度は家族で訪問したいと思った。その時も快晴であることを願う。私が体感したあの雰囲気を家族、特に若くて感性が豊かな娘達に感じてもらいたい。
#370
20180709追記