学校訪問の記録

中学生・高校生の2人の子供(女子)達の父親である私の学校訪問を記録するブログです。意見・感想は私個人のものです。(文中敬称略)

201510 武蔵野東中学校 学校説明会

簡単なまとめ。初めて訪問。当学園の小学校は訪問したことがあるが、中学校は初めてだった。夫婦で訪問。健常児と障害児が同じ校舎で学ぶという素晴らしい混合教育を実践している学校として知られているので、一度訪問してみたかった。授業らしい授業はほとんど見学出来なかったので、実際は施設見学だったが、校舎があたたかい感じがしたのが良かった。案内してくれた先生が話しやすく好印象。また訪問したい学校となった。

学校の周辺環境。まだ畑があり、平日の午前中だったが、とても静かだった。

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これが学校から一番近い大きめの通り。交通量はご覧の通り。近くには法政大学の小金井キャンパスがある。

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写真奥に見える大きな外窓の建物が校舎だ。小金井市緑町にある学校だけに、まだ畑がある。見ていると落ち着いた気持ちになる。ほっとする。

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北原記念体育館が見えてきた。立派な外観。ここの角を曲がり、校舎へ向かう。

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校舎が見えてきた。右が校舎、左が体育館だ。

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建物自体は大きくなく、コンパクトな感じがする。色合いが好き。

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現着。この青はスクールカラーなのだろうか。この青、いい青だ。校章?も興味深い。

説明会。男女2名ずつの中学3年の生徒さんが登場して、用意してあるメモを見ながら学校について話していた。男女共に声が大きくはっきりとしているし、落ち着いているのでとても聴きやすい。

生徒の皆さんの発表に対して、校長先生の挨拶が少し堅く長い印象を受けた。自立心を生徒に持って欲しいと語っていたのが印象に残った。健常児だけでなく障害児もいる学校だからこそのメッセージなのだろう。

小学校からの保護者はお受験スーツで、他校からの見学者(我々夫婦や別の夫婦含む)はビジネスカジュアル(また小綺麗)な感じだった。小学校の保護者はお受験の経験があるので、そのような格好になってしまうのだろう。

制服。男子はまあよくある制服だったし、我が家には男子がいないので特に気にしなかった。女子は紺色の冬服を着用していて、明るい感じの青いリボンをしていた。ただ、それは説明会の登場した生徒さんの服装で、教室など校内では男女共に体操服を着用していた。体操服で授業を受けるのは個人的に好きではないので、制服で授業を受けて欲しいと思った。

校内見学。集団ツアーだったが、少人数だったのでぞろぞろ感はなかった。入られない教室や部屋が多かったので、授業見学会というよりは、前述の通り、施設見学であり、それも広くて浅い感じがした。同じグループには5名の父母。途中から1名の母親が加わり6名でまわった。我々夫婦と4名のうちの3名は6年の母親だった。案内してくださった男性の先生は質問がしやすかったので、参加者からも沢山質問をしたし、先生自身話好きだったのでほぼずっと話していた。ちなみに我々夫婦も、同じグループの母親3名も、お受験スーツではなくビジネスカジュアルや少し小綺麗な格好だったと思う。当学園の小学校からの進学者ではなく、中学受験志望者でまとめていたのかもしれない。

その母親の皆さんだが、当時世間で話題になっていたからか、いじめについての質問をまずしていた。相当関心が高いことが伺えた。全くないわけではないが、やはり混合教育を実践しているからか、心優しい生徒さんが多いようだ。

特色のある教育。混合教育と進学教育。混合教育がどのようにして校舎造りに反映されているか。それは大きな窓が外側にも廊下側にもある教室にだと思った。健常児と自閉症児の教室が向かい合っている所もあれば、隣同士で設置されている所もあった。自閉症児の方の教室は、人数が健常児クラスよりも少ないからか、こじんまりしていた。
何の授業か忘れたが、多分英語だろうか、日本人の男性教員が、我々が廊下から見ていたがうるさかったのか教室前方のドアをガラッと閉めていた。少し感じが悪い印象を受けが、今から思うと、中学に入学したらすぐに高校受験に向けて取り組む授業体制になっているのかもしれない。集中したかったのだろう。
 
教室の後ろなどに暗証番号ロック付きのロッカーがある。
 
当日が快晴だったこともあるとは思うが、校舎内はかなり明るかった。木製の枠が映える、魅力的で参考になる校舎だった。廊下も狭くない。エレベーターも一見狭そうだが、乗ると意外と広かった。階段には手すり。地下ホールのトイレもドアの下部が開いていて、中の様子が伺えるようになっている。廊下には理科の展示物などがあった。理科室が1つしかないのが気になった。テーブルの角が台形になっているタイプだった。黒板は湾曲ありだが上下可動はしないようだ。電子黒板があるそうだが見学は出来なかった。地下のホールへの階段エリアも明るくて、校歌の歌詞が刺繍されている作品が展示されていたが、これはよく出来ていてじっくり見ることが出来た。
 
職員室の出入り口が全面ガラス張りだったが、入室は出来なかった。生徒さんは入れるらしいが、それなら見学者も少しでも良いので入室させて欲しかった。
 
IT教育や理科教育に力を入れているとは言えなかった。英語教育については、英検取得のレベルが高いので、むしろ英語にちからを入れているのかもしれない。高校受験のための英語教育なので、実際に海外で使えるのかは微妙。

北原先生の銅像は見かけなかった。
 
プールはないそうだ。

体育館も新築のような感じで綺麗だった。トラックがカーブのおかげで、1Fが曲線状になっていてその形が美しい。ステージのスクリーン部分が小さくて良い。トイレも綺麗だ。スリッパを体育館では、緑の「武蔵野東中学校」スリッパを利用させてもらった。体操室がすごい。先生が快くジャンプしていいですよと言ってくださったので、2-3種類のマットをジャンプさせてもらった。当校の生徒さんは、体力テストで全国2-3位らし。ただ、そのための特別な対策はしていないらしい。そう言われればと見学を振り返ったが、比較的に標準またはスリムな生徒さんが多かった気がする。ちなみに、体操室にある円盤は鞍馬の練習用らしい。体育館の地下には駐輪場がある。見学は出来なかったが、外からのスロープは見た。体育の武蔵野東だ。間違いない。
 
運動場にもトラックがある。この運動場も綺麗だった。

カフェテリアはない。茶道室とか書道室もなさそうだ。裁縫室や陶芸室はあった。裁縫室はほぼ一歩入って見たが、陶芸室は見られず。
 
「プランノート」や献立表を見せてくれたのはよかった。

建築してもう数年以上は経っていると思うが、どこを見えても目立った経年劣化がなく綺麗だった。
 

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校舎から体育館への横断歩道。横断歩道があるが、道は小道だ。安全のためだろう。やや左にコンクリートの壁が見えるが、ここの左側から地下駐輪場に入られるようだ。
 

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訪問を終えて。全体的には満足だった。ただ、授業らしい授業を見学したかった。特に途中でドアを閉められた混合授業が見学出来ず残念だった。プラス面は、校舎が綺麗で、案内してくださった先生と会話が弾んだことだった。マイナス面は、高校がない当校では中学校に入学したらすぐに高校受験が始まっているような雰囲気を感じたことだった。私立では中高一貫教育の流れがあるので、今更高校受験?と思ってしまった。高校受験というのがプレッシャーとなって、あたたかい感じの校舎とは対照的に、授業が行われていた教室前のピリピリ感に現れているのかもしれないと思った。基本的に中高一貫校をまわっているということがあるので、絶対また行きたいというような学校ではなかったが、実際の授業が見学出来るのであればまた訪問したい。体育館が実際に使われている様子も見学してみたい。
 
追記。後日、当学園の歴史や、311発生時の当校の取り組みについて綴られた本を読んだ。当学園に興味があればおすすめの本だ。読んでから、また訪問したくなった。
武蔵野東学園物語―学園五十年の軌跡

武蔵野東学園物語―学園五十年の軌跡

 

 

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