簡単なまとめ。特待生で3年間無料で行ける可能性がある。女子が多く、女子校を希望している上の娘が気になっているセーラー服の学校。訪問するまで存在を知らなかったため、意外と穴場なのかもしれないと思った。校舎の建築的な劣化が見られるのと、大きなゴミは落ちていなかっと思うが、もう少しきめ細かく掃除をしていればいいのにと思った。文化祭があれば、家族で行きたいと思った。大学の学食もこの日は行けなかったので、次回はぜひ行ってみたい。つまり、また訪問したい学校になった。
階段が急だった・・・。
階段は急だったが、落ち着いてた雰囲気の所だった。
まもなく現着。
綺麗なサブグランドが校舎の向かいにあった。
緑の向こうに校舎がある。
チアリーディングが強いようだが、説明会に登場することはなかった。
そして現着。オレンジの旗がなかなか格好良い。
説明会。まずは説明会からだったが、長かった。話がとにかく長い。iPadの活用や海外について、英語について語るのであれば、まずは日本人が得意な一方的に話すタイプの説明会はやめるべきだと思った。内容としては興味深かったので、長さのみが気になった。
説明会でお茶が用意されていたが飲まず。飲めばよかったが、紙コップにピッチャーか何かから注ぐタイプだったのでやめた。飲んでいる参加者は見かけた。
校内見学。男性の先生が案内してくださった。話しやすい先生。同じ見学グループに、赤や緑のクリスマスカラーの普段着の若い母親が居てくれたおかげで、グループ全体で気軽に会話が出来て良かった。ちなみに、私もビジネスカジュアルで訪問したし、スーツは居なかったと思う。気軽に訪問出来る学校って良いなと思う。妻が目撃した情報によると、自転車で見学に来ている母親もいたそうだ。そう言えば、門を入る前に私もその母親を見かけた。てっきり買い物途中の近隣住民かと思った。それくらい気軽に訪問出来る学校だと言うことだ。
プールはない。プール授業もない。ただし水泳部はあるし顧問の先生もいる。最近はない所が多くなってきましたねと話した。隣の母親も、女子だから嫌がりますよねと発言してグループの皆が同意していた。
この4名と先生で見学してまわったので、気軽にまわれたのは良かったが、ほとんどの教室を外から見ただけだった。これが残念だった。カフェテリアには入れなかった。茶室は入れた。綺麗な石畳。屋根もしっかりしている感じの日本民家が、中庭の一角にある。その光景が強く印象に残った。畳も綺麗だった。
書道室には作品が展示されていた。裁縫室のような教室もあった。美術室には多数の美術作品があった。当校では美術は活発にやっているという勢いを、ただ教室を見学しただけでそのパワーを感じた。
体育館は綺麗だが、建築的な特記するべき点はなかった。女子生徒の皆さんがバレーボールを大きい体育館でやっていて、小さい体育館では平均台に登っていた。見学中に一部の生徒さんがこちらを見て気にしていたが、気にしていない生徒さんも居た。体操服はシンプルだが少しおしゃれな感じもした。シンプルな代わりに機能的なのかもしれない。
カフェテリアは窓の外から見ただけだった。中に入っているグループも居たので残念。券売機があった。ドアから見えるカフェテリアの中には、カラフルな場所があり明るい感じがした。既に食事をしている生徒さんが居た。
私のリクエストで職員室へ。内部はごく一般的な作りで、役所のような感じがした。狭い感じだった。良いなと思ったのはその外側のスペース。カラフルなテーブルと椅子があるエリアで、そこで生徒の相談にのったりするそうだ。そこだけ照明がつくようにもなっているらしい。ここもそうだが、外の光が校内に所々入っているので、内部は明るかった。特に中庭に面した窓からは、強い日光が入ってきていた。北側の空が澄んだ青でとても綺麗だった。
運動場は大学と共有しているらしく、大学は午後5-6時から使っているそうだ。同じグループの母親が、どこからどこまでが大学か分からない、大学と中高の境界線がわかりづらいと言っていたが、その通りだった。良く言えば中高大一貫教育の場になっているということだ。
校舎を外から見ると、茶色のレンガのおかげで、洋風な、新しい感じがして良かった。この日のように快晴だと、空の色とのコントラストで校舎が映えるようだ。
理科室は広い感じがした。家庭科室も広そうな感じがした。ただ、つくりは普通といえば普通。家庭科室には、よくある天井の大きなミラーがなかった。
スーパーコースの校舎の教室が見学時は使われて居なかったので見学出来た。黒板がなく、ホワイトボードと電子黒板があった。先生によると、他の教室には黒板があるそうだ。ちなみにその後黒板を見かけたが、湾曲なしで上下可動式でもなかった。先生は、理科室をお見せすればよかったと言っていたが、この日は理科室の見学がなかったので、ドラフト・チャンバーがあるのか不明。
近未来的な教室があった。その教室では、生徒さんがドアのすぐ横、つまり他の生徒から少し離れた所に座っていた。教室内であれば、どこに座っても自由なようだ。これすごく良い。他の学校にも広まって欲しい。この近未来教室エリアの、他の教室では、アメリカの学校で見たことがある、大テーブルに数人が座るタイプの授業をしていた。
校内で自販機は見かけなかった。
図書館にはかなりの台数のパソコンがあったが、図書館がパソコン教室を兼ねているわけではない。PC教室とCALL教室はそれぞれ別々にある。スーパーコースでは、iPadらしきタブレット端末を使っていた。パソコンの種類だが、HPやDellがあり、Lenovoのデスクトップも多かった。Iiyamaのモニターがあった。図書館のドアの外にコピー機があった。図書館のドアを入った所に、色紙が飾られていた。そのうちの1枚が、「夜明けのスキャット」で有名な某歌手と姉からのものだった。他にも、海外のグループらしき人達の色紙もあった。
ロッカーは教室の外の廊下にある。廊下を歩いていると、プリントがやや踏まれた状態で落ちていた。我々夫婦もそれを見かけた。その後先生が、「さっき掃除したばかりだったのにな」と悔しそうに拾っていた。確かに、ロッカーの外には、参考書か何かの冊子(プリント?)の一部が置いてあった。先生としてはきちんと中にしまっておいて欲しかったのだろう。ただ、私としては普段の様子が見られたので良かったと思っている。
夫婦それぞれトイレをお借りした。来客用トイレは綺麗。アルコール消毒剤が2種類置いてあった。トレイを出ると、案内してくださった先生がまだいらしたので、お礼を伝えた。外に出る時に校長先生や女性の受付の方にも挨拶。校長先生からは、今度はお子さんをお連れになっていらしてくださいと明るく、そして優しい口調で言われた。とても感じの良い先生方やスタッフの皆さんだった。守衛の男性にもお礼を伝えて東門を出た。守衛さんは厳しそうな方に見えたが、少し笑みが溢れていたのが好印象だった。
外履きのまま校内を歩けるのが嬉しかった。
受付の窓口には、制服のミニチュア版が展示してあった。
そして訪問は終わった。
生徒の皆さん。女子が多く男子が少ない。目白研心の生徒は女子が多いと訪問して初めて知った。授業はセーラー服を着用していた。近未来的な教室エリアで授業を受けていた生徒さんも(授業は近未来的だが)セーラー服だった。不思議なギャップだったが、セーラー服は当校の伝統のようなので、これはこれで良いのだろう。こんにちはと挨拶してくれる生徒が多かった。当校が共学なことは当然知っていたが、音楽室で合唱をしている生徒さんの様子を見て、あれ?ここ女子校?と思ってしまった。一部の教室に男子が居たが、ほとんどが女子だった。男子は少数派だった。
中井駅へ戻る途中にある踏切から見た西武線。この手前の付近で、目白大学の女子大生と思われる学生さんとすれ違った。少し言葉使いが悪かったので気になったが、付近を歩いている男女の学生さん達は皆静かに(黙々と)歩いていた。
川沿いを歩くと、中井駅がある。ちなみに大学生も歩いているので、迷うことはない。
訪問を終えて。近未来型の教室が強く印象に残った。案内してくださった先生が話しやすく良かった。もう少し色々見学したい箇所があったが、今回の見学自体が長い方だったので、これ以上は難しかったのかもしれない。特待制度があるのは魅力的。英語や国際教育にも力を入れているようだ。とにかく見学が楽しかったので、我々夫婦も訪問には満足だった。また訪問したいと思った。
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