学校訪問の記録

中学生・高校生の2人の子供(女子)達の父親である私の学校訪問を記録するブログです。意見・感想は私個人のものです。(文中敬称略)

201510 中村中学校高等学校 ミニ説明会 at cafe

初めての訪問。夫婦で訪問。参加申し込みをしたメールへの返信が校長先生から届いたので、校長先生自らが書いて返信しているのかと思った。そう思って学校を訪問して話したところ、どうやら自分で返信しているわけではないと分かった。そこまでやっている学校はなかったので期待していた分残念な気持ちになったが、多忙な校長先生がそんなことをするはずがない。(それはそうだ。)そんなことがあったが、校長先生に気軽に話かけることが出来る学校も珍しいので、とても心に残り、夫婦で良かったねと話せるような学校となった。

学校までの道のり東京メトロ清澄白河駅から徒歩で5分もかからないところに学校はある。

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静かで落ち着いた街に到着。

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左の看板が目に入った。この看板、訪問後に放送された「孤独のグルメ」の清澄白河の放送回でも映っていた。

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校舎が見えてきた。右の茶色の建物だ。頑丈そうだ。

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その学校の向かいが清澄庭園。外国人観光客などが多く見られた。

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現着。

おしゃれなカフェ風説明会。ただ、残念ながらコーヒーはなく販売もされていなかった。カフェの後ろにはカウンターがあったが営業していなかった。お茶のサービスもなし。

我々夫婦はカフェの奥の方の、窓の外に足湯が見える所に座った。足湯の蛇口からはお湯が流れていた。地域の方々との交流を盛んにしているようで、下町にある学校らしさが足湯にも現れていた。

説明会は校長先生が勢いのある口調で、当校の新しい取り組みを説明してくださった。改革への取り組みを、校長先生が先頭に立って行っているそうで、その強い意志がしっかりと伝わってきていた。以前はバレーボールの実業団チームのコーチをしていたそうだ。これからの時代、スポーツチームのコーチのような先生が必要になるだろうと思った。選手も生徒も、じっくりと時間をかけて育てていくという意味では同じだからだ。

生徒のみなさん。生徒さんにはほとんど接していないが、中庭でダンスを練習している生徒さんの集団のなかで、赤のユニフォームを着た組の生徒の皆さんに、案内してくれた男性の先生が声をかけた。すると、練習していたダンスを見学者集団(10名前後だった)の前で披露してくれた。突然のリクエストで恥ずかしそうにしていたが、ダイナミックなダンスを披露してくれた。
 
別の場所では生徒さんが廊下を通る際に、腰を低くしながら遠慮がちに通り過ぎていった。案内してくれた先生も、通っていいですよと優しい感じで誘導していた。控えめな生徒さんが多いのだろうか。皆さん感じが良さそうな生徒さんばかりだった。
 
我々夫婦が清澄白河駅から学校に向かっていた時に、前の方を生徒さん3名が歩いていた。大声を出すこともなく、静かに談笑しながら歩いていた。その光景自体が、清澄白河という土地に合っている感じがした。外でも控えめなおしゃべりをしている生徒さんだったわけだが、どうやら校舎内でも大声を出したり、走る生徒さんは見かけなかった。スポーツに力を入れていると聞いたが、控えめな生徒の皆さんに、もっと積極的になって良いですよという学校からの励ましなのだろうか。
 
ちなみに制服ですが、ブレザータイプ。可愛らしいといえばそうだが、普通といえば普通。
 
スタッフのみなさん。とても気さくな感じで話しやすい方々だった。案内の男性の先生や校長先生も笑顔だった。警備員はとびっきりの笑顔で迎えてくれた。帰りに駅の方向を聞くと、笑顔であちらです!と教えてくださった。校長先生は一見怖そうな方なのかなと思ったが(失礼!)、そんなことは一切なく、下町の人間のような、気さくで話やすいく、ついつい話し込んでしまうような方だった。もっと長く、それこそカフェで話したいような方だった。
 
図書館がすごい。図書館へ行くと分かるが、北側にはスカイツリーを含めた下町が、南側には国際的とも言える観光客にも人気の清澄庭園と高層ビル群の光景が見えた。南北が見事に調和されていた。天秤の問題を当日の体験授業でやっていたが、天秤を扱ったのは偶然だったとは思えない。まさしく校舎が天秤のように、この地域のバランスを保っているような感じがした。

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 清澄庭園を上から見た様子。
 
図書館に門はない。ゲートフリーだ。これは他校でも見習って欲しい。宇宙船のようなつくりの図書室だったが、庭園が上からだがよく見えて、雰囲気(少なくとも気分は)完全に「和」だった。他に書庫があるのか不明だったが、図書室にある蔵書は少なく感じた。

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しっかりと柱で支えてられているので当然大丈夫。大丈夫だと分かってはいるが、ドキドキした。


図書室の部分がどのようにして構造的に支えられているのかが気になった。冗談だが、蔵書数が少ないから大丈夫だろう(笑)。311の時の様子が聞きたかった。

さて、図書室には驚いたが、茶室は綺麗だが普通だった。正座して座ると、スカイツリーがよく見えた。窓の高さがそのように調整されているようだった。素晴らしい。

校内はバリアフリーだった。エレベーターは少し狭い感じだったが使用出来ただけでもありがたい。
 
CALL教室はあったのかもしれないが見学はなかった。

美術教室や洋裁室も見学したが、教室自体のつくりは普通。ミシンが1人1台あるのは良いと思った。理科室も見学したが、よく覚えていない。
 
運動場の見学も勧めていたが、我々夫婦は時間がなかったのでパスした。残念。
 
見学ツアーの様子。集団型ツアーだったが、10名前後の少人数だったこともあり、ぞろぞろ感はなかった。見学者はほとんどが母親のみで、母親と娘達も数名いたが、父親が私以外にいたかどうかはよく覚えていない。娘さん達は恐らく5-6年だと思う。
 
その見学者の中には、母親と来ていた姉妹がいた。学校訪問では珍しく姉妹で騒がしかった。姉はどう考えても反抗期。言葉使いが悪く空気読めない感じだった。対して妹は積極的に質問したり、校長先生の椅子に座るのをすすめられると、とても喜んで座っていた。この対照的な2人のお陰で、大人だけの堅い見学ツアーにならずにすんだ。特に妹さんの方は、私が茶室に正座してみた時に思わず「あっスカイツリーだ」と声に出してしまった時は、隣りに座り、「本当だ」と言いながら一緒にスカイツリーを見た。楽しい雰囲気のツアーにしてくれて、ありがとう。
 
その子が案内してくれた男性の先生に、「どうして6階には行かないの?」と質問をしていた。先生は「中学教室があるだけだから」と答えていた。鋭い質問だった。なぜなら、図書室などのすごさに圧倒させられていて、私もうっかり教室の見学を忘れていたからだった。その後、教室前を通過したが、全部またはほとんどの教室に生徒がいなかったので、どうやら授業がない日(時間?)だったようだ。
 
さて、前述の校長先生の椅子の話を書かなければいけない。校長室に入られることなど、めったいにない。学校訪問では当然初めて。入室した私と妻は、ホワイトボードに書かれた「言葉」や、校長先生の予定を見ていた。予定まで公開してしまうのが信じられないが、そのオープンな感じに脱帽。校長先生の椅子には、さすがに恐れ多いので誰も座らない。そう言ってもめったにないことなので、私は背もたれに触れてみた。立派な、座り心地が良さそうな椅子だった。そんななか、前述の妹さんが座ってくれた。すごい光景だ。小学校の校長先生の椅子に座れることもないと思うが、私立中高の校長先生の椅子に座ることなど・・・。ちなみに海外からの贈り物も普通に置いてあった。

最後にカフェの建物に戻り、再度見学。ここも建築的に興味深かった。屋上がダイヤを変形したような感じで、トラックのような歩けるところがあった。私は木のベンチに座ってみた。座ったのは一瞬だったが満足。ちなみに座っていたのは私のみ。素晴らしいツアーで、私のテンションが高くなっていたのは間違いない。この屋上エリアには目隠しがあり、外から中は見えにくい。ただ、隣により高い建物があるので、完璧ではなかった。小さい時計が梁にさりげなく置いてあったのが印象的だった。
 
訪問を終えて。私は当校が好きになった。妻もとても気に入っていた。訪問直後にお互いの感想を話したが、興奮気味に話していた(笑)。次回は我が家の娘達も連れて行こうと思った。
 
学校を出て、清澄庭園に短時間だが立ち寄った。そこから見た校舎も絶景だった。

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少し曇ったのが残念。

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またぜひ訪問したいと思い、清澄白河を後にした。
 
後日談。その後、校長先生が交代されたので、今は別の男性の先生が校長先生を努めていらっしゃる。人事異動は仕方がないが、交代は残念だった。今も校長室が見学者に開放されているのかは不明だ。
 
#48
 
20170511 学校までの道のり、見学ツアーの様子、校長室とカフェ見学を追記した
 
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