学校訪問の記録

中学生・高校生の2人の子供(女子)達の父親である私の学校訪問を記録するブログです。意見・感想は私個人のものです。(文中敬称略)

201510 星美学園中学校高等学校 星美彩

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簡単なまとめ。初めての訪問。上の娘と一緒。星美彩(せいびさい)は当校の文化祭。親子で楽しめた。また訪問したいし、この日は留守番をしていた妻と下の娘も連れて行きたいと思った。唯一気になったことは、場所が赤羽にあると言うこと。一部ではなく、街全体に下町感が漂ってそうな所が私は苦手なので、実際にまた訪問するかは分からない。
 
宗教のある学校。幼稚園から短大生まで参加して盛り上げていた。そんな中、シスターの皆さんの活躍と存在感抜きでは、この文化祭を語ることは出来ない。娘に、(訪問記念として)私をスマホで撮ってもらっていたら、相当ご年配のシスターが「よく撮れた?」と笑顔で何度も声をかけてくださった。私も笑顔で「撮れました」と答えたが、あの温かい会話の雰囲気が強く印象に残った。
 
正門を入り、校舎の前には2トントラックだろうか、大きなトラックが荷台の扉を開けて停まっていた。何と、荷台がステージになっている。そこでシスターのみなさんや、短期大学の学生のみなさんが歌などを披露していた。手作り感のあるステージで、観ていて自然と笑顔になった。これは他校でもやってみて欲しい。ちなみに私と娘が観た時は、聖ヨハネ(ドン)ボスコの生誕を祝う曲を披露していた。
 
この日の校内では、至る所で「ドン・ボスコ」を見かけた。ドン・ボスコ「像」はもちろんのこと、ある男性がドン・ボスコの格好をしていて、トラックの後ろに待機しているのを見かけた。その後ステージに立ったのかは不明だが、もしそうなら観たかった・・・。
 
綿あめが販売されていたが、その袋にはドン・ボスコの絵が黒いサインペンのようなもので描かれているようだった。残念ながら気が付いた時には販売が終了していた。
 
生徒のみなさん。当日会ったほとんどの生徒さんは親切だった。私にも席を勧めたり、片栗粉のダイラタンシー現象の体験では、参加したいか誘ってくれた。
 
見ている限り、カトリック主義に基づいた教育を通じて、「お嬢さん」を育てるには良いのかもしれないと思った。雰囲気がそうだったから。ちなみに、「お嬢様」ではなく、「お嬢さん」だと思う。試着した娘は気に入っていたが、灰色のブレザー?風の制服は、私は地味だと思った。
 
校舎。校舎は古い。古いが廊下や教室はきちんと清掃されているので印象が悪くはなかった。別の言い方で書こう。良く言うと質素で良い、悪く言うと公立の学校のようだったと言うことだ。良かった部分もある。動線が分かりやすく、各教室のイベントが全体的に少ないのでまわりやすかった。
 
食事処が複数あるのが良かった。おやじ会の父親のみなさんも親切に対応してくださった。大行列に対応するために大急ぎでフランクドッグや焼きそばを作っていた。フランクドッグは大きくて食べごたえがあった。焼きそばは値段の割には量が少なかったのが残念だったが美味だった。
 
聖堂は綺麗に保たれていたし、見学が出来た時点で好印象。適度に明るい光が差し込んでいた。
 
プールは屋外にあるのを、美術体験の廊下から見た。その向こうには京浜東北線などの線路とさいたま新都心のビル群が見えた。いい鉄道写真が撮られるだろうなと思ったがそこには撮り鉄は当然いなかった。
 
体育館が唯一探せなかった場所だった。
 
グラウンドだと思っていた所はテニスコートだと後で知った。
 
キャンパス全体の雰囲気が、何となく同時期に訪問した相模女子大学に似ていると思った。あちらも幼稚園から大学まであるからだと思う。緑の多さが違うが、落ち着く環境なのは同じだと思った。
 
その短期大学だが、玄関まで入り、バザーをやっているだけで娘が興味を示さないのに加えて、トイレを探していたこともあり、トイレがないと分かるとすぐに外に出た。私も娘も、中高校舎のトイレを利用した。男子トイレがなく、この日は女子トイレが男子トイレとして使用されていた。とても綺麗だった。
 
文化祭としての内容。書道が相当良いと思った。字が綺麗な生徒さんが多いのだろうか。そして漫研。こちらも興味深かった。絵のコピーをお土産として持ち帰ることが出来た。てっきり娘がいつもの調子で全種類を入手したのかと思っていたが、帰宅後に私が一番欲しかった絵を入手していなかったことが判明した。残念。

マドレーヌ販売の生徒さんが、少し暗くて素っ気ない感じで「オーダー表に記入してください」と言ってきたが、その後の受け渡しには問題はなかった。話しにくそうな雰囲気ではあった。
 
理科では冊子をいただくことが出来ず(理由は不明)、体験出来る実験が1人1人に制限されていて厳しかった。その一方、ウーパールーパやカメなどの生物、ホログラムの教材風玩具の展示もあり楽しめたが、学力面では力を入れているわけではないと思った。 理科の教室も広めではあるが、大勢の人で賑わっていて狭い感じがした。
 
iPadを使った天文の講義は興味深かったが、せっかく天文台があるのであれば、文化祭で活用して欲しいと思った。そして受付の生徒さんは、話しにくそうな雰囲気を醸し出していた。
 
高校の生徒さんが、一生懸命じゃがポテを販売していた。前を通る来場者に元気にアピールしながら販売していたので、買ってもよかったかなと思ったが、既に焼きそばを買うため行列に並んだ後だったので、じゃがポテは買わなかった。その売り場の左横にあった縁市も面白そうだった。

幼稚園で先生方が膨らませていた風船をいただいた。学園内のあちらこちらに無料風船が置いてあり、ご自由にお持ち帰りくださいと言う状況で、多くの子供達が持ち帰っていた。風船は空気を抜くのが比較的楽な感じに膨らませているので、娘の風船も学校を出る前に小さくしてカバンに入れて持ち帰った。さすがに大きな状態で電車に乗るわけにはいかなかったので仕方がない。
 
美術部の体験コーナーでは、娘が色塗りを集中してやっていたが、この部がマイナーな存在なのか、体験場所が廊下の端だった。あまり美術教育に力を入れていないのだろうか。
 
当日は多くの短大生のみなさんや、当学園の幼稚園と小学校の園児・児童のみなさんも来場していた。いずれも派手な格好をしている人は見かけなかった。みなさん、とても清楚な格好をしていたし、真面目そうだった。小学生か幼稚園児か不明だが、青いスモックを着用して来場している小さい子供達も見かけた。
 
保護者のみなさんも小綺麗な格好をした方が多かった。いわゆる「おやじ会」の父親方を除くと、全体的に少し近寄りがたい、堅い方々なのかなと思った。私自身は馴染めなさそうだ。学園全体としては、堅い感じは特別しなかった。

訪問を終えて。親子で楽しめた一日だった。ほとんどの生徒さんには、娘だけでなく私にも温かい対応をしてくれてありがとう。高く評価したい学校の1つを発見した。また訪問したいと思った。
 
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