簡単なまとめ。初めての訪問。埼玉にある国立大学附属の小学校という事で訪問してみたかった。楽しそうに授業を受けている児童のみなさんや美術に力を入れていると思われる様子がちらっと見られたのと、大勢の見学者が印象に残った。
特色のある教育。先進的なことはやっていない。学校側は先進的なことをやっていると思っているのかもしれないが、数多くの学校を既に見ている私が驚くような内容の授業はなかった。唯一特色かもしれないと思ったのは、美術教育だ。これについては下に書く。
1年生の算数の授業を見学した。授業が開始していると思って見ていたが、なかなか授業らしい授業をしていない。もしかすると何か先進的な授業の流れなのかと、私を含めて他の見学者も思ったことだろう。そんな状況が数分続き、どうしよう、このまま見続けるべきだろうかと迷っていると、隣に立っていた男性見学者(父親)が一緒にいる配偶者(母親)に、「何をやってるのか分からない」と言っているのが聞こえた。心の中で「そうですよね」と思った私はその場を離れて別の授業の見学に移動した。
雰囲気。児童は1人も挨拶をしていなかった。先生方は2人だけ挨拶をしてくださったが、フレンドリーな感じはしなかった。
校舎。古いが、綺麗に保とうとしてはいるようだった。唯一、1つだけ卓球の球を一回り大きくした、大きな埃が階段にあったくらいだった。校庭や多目的ホールは広かった。図工室は6年生だと思うが、使用中でだったので入られなかった。ドアから覗いただけだったが、広そうだった。
美術教育。多目的ホールで6年生の男女が版画をやっていて、見学しているお受験ルックスの親子が複数いたので、私も近くで見学した。確かこの日、このホールでの授業は公開されていなかったが、公開時間終了間近だったからか、既に見学している方々が複数いたので、「いいんだ」と思いながら、私も見学させてもらった。はっきり言うか、この作業を見学出来たことが一番良い印象が残った。何色かの版画で、4色を使った作品など鮮やかで素晴らしいかった。しかも楽しそうに取り組んでいた。慎重に刷っている男子児童がいたので、その真剣な作業の様子も静かに見ていた。職人のような真剣な表情、腕の動きだった。このエリアには、魚をテーマにした絵画などの作品や、埼玉県障害福祉作品展に出展した作品が展示してあった。これらの作品からも、美術に力入れている様子がうかがえた。
訪問を終えて。児童のみなさんは楽しそうに授業を受けていたので、それはそれで良かった。版画の作業が大変興味深かったので、じっくり見学したかったので、今後は公開授業として「公開」して欲しいと思う。
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