簡単なまとめ。初めての訪問。家族で訪問。説明会の後に、校内を自由にまわり、娘達が様々な体験をすることが出来ました。
説明会。仏語と英語の教育が特色。説明会の時はまだパリで起きている事件が大規模な同時多発テロ事件かどうか分からなかった。そのためか、参加者と祈りを捧げるというようなことはなかった。校長先生はささやくような穏やかな口調で挨拶をされていた。短くまとめていらした。説明会全体で、ICTについての言及はなかった。定時に説明会が終了。そのまま見学会が始まった。
この日は校舎の出入り口を入った所から、校内の至る所にセーラー服姿(冬服)の生徒のみなさんが上品そうに立っていて挨拶をしてくれた。
校舎。「新しい」や「斬新」という言葉ではなく、「伝統」や「ぬくもり」を感じる校舎。キリスト教の学校らしさを感じた。木の部分が強調されていて、廊下の教室側のは緑の黒板で塞がれているが、その上部が開閉式の小窓で、当日は一部が開いていて、控えめな開放感も若干感じた。上の娘は教室の木のドアが気に入ったらしい。鍵付きのロッカーもあった。電子黒板は見当たらず。でも大型のLCD TVが各教室にあった(と思う)。教室だけでなく、廊下にもシンプルさを感じた。
生徒のみなさんと先生方。説明会ではしっかりと話し、原稿は見ないように、上品な言葉使いで発表。終わると両手を前に一礼。「上品なお嬢様」とはみなさんのことであろう。その一方、来校者のほとんどは格好は小綺麗またはカジュアルで、(私達家族を含めて)どう考えても普通の人達だった。赤いカジュアルなシャツを着た父親も居たくらいだ。格好は対照的だったが、何故か違和感は感じなかった。
写真部では暗室を、化学では実験を勧められたと思うが、上の娘が鳥手羽の解剖をしたり、娘達でファンルームを作っていたので暗室には入らず、化学実験はしなかった。暗室には私一人で入り、生徒さんと挨拶程度の話はした。ちなみにドラフトチェンバーは1台ありました。
教室にはベルマークが集められていた。当校はボランティア活動も活発なようだ。
図書館に入る時はスリッパ履き替えるよう案内があった。私のみ入室。綺麗な5角形(だと思う)の紅色のソファがあった。机では生徒さんが2人自習をしていた。
終了時間になり、生徒のみなさんや先生方、来校者のみなさんが急ぎ足で出口方向に出向かっていた。トイレを借りている妻と下の娘を、私と上の娘が廊下で待っていた。でも先生方も生徒のみなさんも、嫌な顔一つせず、特にアプローチされることもなく、待っていてくれた。そして学校を出る最後の最後まで、生徒のみなさんが挨拶をしてくれた。通用口(?)のようなドアから外に出たのは、恐らく我が家が最後だった。出てすぐの所にある、ジャンヌ・ダルク像と記念写真(笑)を撮っていたが、守衛さんは待っていてくださった。
近年の進学実績の向上で、メガネをかけた、厳しい表情の生徒さんが多いのかなという予想は見事に外れた。上品そうな感じで、どちらかと言うとほのぼのとした穏やかな生徒さんが多いという印象を受けた。
訪問を終えて。時間が足りないくらいでした。来年の学園祭に行きたい、説明会を含めてまた訪問したい。
いつもなぜか同じになってしまうが、今回も靖国神社を歩いて駅へ。
帰り、駅の新聞夕刊の大見出しを見て、パリでの連続事件が、大規模な同時多発テロ事件であることを知った。車内でもその夕刊を広げて見ている乗客。地下鉄に乗りながら見たい見出しではなかった・・・。
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20190107画像貼付け&加筆