学校訪問ではないが、早稲田アカデミーが中学入試報告会を開催したので行ってみた。もちろん私のみで。
会場はJR中央線の武蔵小金井駅南口にある宮地楽器ホール。事前にネット予約をすれば、塾生であってもなくても参加は可能だ。
駅の目の前にあるホールなので、入場待ちの行列もなかったが、塾業者の男女3名が立っていた。理由は不明だが、私にはチラシ等が配布されなかった。
スマホのQRコードを提示して読み取ってもらい、スムーズに入場して着席した。席は自由だった。既に大勢の人が着席していた。
会場は母親が多かったが、サラリーマン風で時間をちらちらと気にしていたりウトウトしていた父親もいた。夫婦で来場して、父親はスーツという方がもいた。報告会が終わり、外に出る時に見たら、来場しているほとんどが女性だった。
女性の司会の挨拶で報告会が開始した。
男性の担当者が壇上へ。PPT使用して説明が始まった。
※以下、メモからの転記※
昔、経済動向や学習指導要領の変更への不安感が、入試の中身に影響を与えていた。バブル期の話で、当時は約5万人が中学受験をしていた。トレンディードラマの影響で、大妻や山脇学園などの、いわゆるお嬢様校が「もの凄い」人気だった。ゆとり教育で再び受験者が増加した。そして再び5万人台になったところで、今度はリーマンショックが襲った。そしてその後は下降している。
今は、「中学入試全入時代」
学校にとっては、中学からの入学の方が儲かる。中学受験の枠を広げたが、受験者数は減少している。この両者の間にはギャップがある。
早稲田アカデミーの塾生達は、6-7校を併願して、実際はその内4-5校を当日受験している。
昨今、面接を実施する学校が少なくなったため、同日に午前・午後受験が可能になった。
東京都は2月1日から中学受験が始まる。以前は結果次第で次の受験をするのかしないのかを決めていたので全体の受験期間が長引いていた。最近は結果を見ないまま午後受験をする。
最近では、1月に1-2校、2月1日と2日に3校くらい受験する児童が多い。
中堅校は午後受験をどんどんやっている。
*最近の男子校 麻布が流行っている。大学入試改革の影響 記述式等を取り入れているため
知識を使って、ある事象を説明するタイプの入試
グローバリゼーション 自ら発信していくことがこれからの時代必要=>麻布の伸びにつながる
ものすごく自由な学校
似ているのは栄東も同じですごく自由。ここは新校舎が完成したのですごく人気が上昇
対して駒場はしっかり見ていく。現在は大学入試変更に対応していない。麻布または駒場なら麻布というふうになっている。
武蔵も自由(な校風)
*最近 女子校は不人気 どこも入りやすくなった
原因は首都圏に住んでいる層が変わっている。東京出身者が減っている。人口流入。
地方出身者の親は、県立高校出身者が多い。つまり、共学。自分の経験則で子供も共学。自らの教え子の話を披露。JG専門で教えているが、ある女子の父親は地方出身者で共学の県立高校を卒業している。母親はJG出身。その父親が渋渋を見て、ノスタルジックな感じの共学との印象を受けたそうだ。渋渋は校舎(外観)は近代的だが、内部の雰囲気は放牧的だそうだ。この児童はJGに合格して、母親の母校に進学した。
女子の間では、渋幕が「爆発的人気」
広尾学園と三田国際がものすごく人気ある。両校とも、国際的に広く見ている。
渋幕、海外大学合格者数が全国1位に近く、留学生の受け入れなど英語への対応がすごい。ここまでやっているところはなかなかない。
雙葉と東洋英和がフランス語をやっているが、それが人気が出ている要因の一つと言われている。
*「中受は通過点」
これからは、「解決策も分からず、正解が分からない問題に取り組む力」が必要。
これからは、課題を自ら発見して取り組む力が必要。
ぜひ早稲田アカデミーに手伝いをさせて下さい。
一般生は3月18日土曜日に入塾説明会を開催するので、ぜひお越しください。
塾生は3月の保護者会にぜひお越しください。
※以上、メモからの転記※
ここから各教科についての詳細分析があった。どこまで掲載していいのか分からないので、取りあえずはここまでにしておく。(後日追記するかも)
報告会の感想。綺麗な会場。1階トイレ利用したが、泡ハンドソープあり。ここなら何時間でもこういった報告会が聴けそうだ。ちなみに2階席もあった。資料は後でじっくり見ることにして持ち帰った。内容で特に印象に残ったのは、①女子校は経営が大変そうだ、そして原因の1つが②地方からの人口流入、の2点だった。何事にも普段から興味関心を持ち続けて、気になることは自分で調べるのがやはり良いらしい。ちなみに帰りは他塾から大量のチラシをいただいた。どうやら受験生の親として認識してもらえたようだ(正直嬉しい・・・)。
#341
20190116画像貼付け