簡単なまとめ。初めて公開授業を見学した。休憩時間の、一部児童による演奏披露も音楽大学の小学校らしかったが、休憩室で男子児童がコーヒーを持ってきてくれたのが一番の好印象だった。理由は最後に書く。
公開授業の内容はまた改めて書く。
児童との会話。終了時に、6年生の女子児童が近くで他の参加者と話していたので、私も質問してみた。公開が終わる直前で、先生方は既にドアを閉めたりしていたが、その児童は全く急ごうとせずにきちんと話をしてくれた。この児童は、ここの中学に進むらしい。外部生が中学に入ると溶け込むことは出来るのでしょうか?と聞くと、そこは大丈夫とのこと。この公開授業の4日前に、内部生向けの入試があったらしいが、ここの中学を受験しても、外部も受験する児童もいるそうだ。ニュアンス的には、その数が結構いるような感じだった。まだ話せそうだったが、女性の先生がやって来て、「すみません授業が・・・」とのことだった。お礼を児童に伝えて教室へ帰って行った。素晴らしい対応だった。ありがとう。
先生方。そして私も帰ろうと、その声をかけてきた先生に名札を渡すと、きちんとした挨拶をしてくださった。外に出て、さらに2人の先生方と挨拶。こちらもきちんとた挨拶で、とても感じが良かった。そのうち1人は、重いおもりのような物を持ちながらの挨拶。ありがたかった。
コーヒーのサービスがあり、複数の児童と話せたし、学校の取り組み自体が興味深かった。校舎も綺麗。コンクリートなので、もう少し温かみがあった方が学校の雰囲気に合っているのかなとも思った。
男子児童がコーヒーを持ってきてくれた。さて、コーヒーサービスについてだが、なぜこれが一番印象に残ったのか。私が随分前に勤務していたある事務所での出来事。小さな所で、女性の社員が居なかった。私が来客対応もしていたので、当然お茶をお出ししていたわけだ。ある日女性が来社した。いつものようにコーヒーをカップに注いでお出しした。その女性は就職面接でやって来ていたわけだ。その後、その女性が入社。数ヶ月後に、初めて来社した時の思い出を話していた時のこと。一番の印象が、「男性社員がコーヒーを持ってきてくれたこと」と言っていた。私自身覚えていないと言うか、当たり前のことをしていただけだった。まだ当時は女性がお茶出しをする時代だったので、強く(良い)印象に残ったと教えてくれた。今では珍しくないのかもしれないが、今回男子児童がコーヒーを持ってきてくれた時に、ふと思い出してしまった。そして嬉しかった。そんな男子を育てている保護者の方々も学校も、当たり前の教育をしていると思っておられるのかもしれない。でも、その当たり前の行動が私には嬉しかった。
訪問を終えて。また訪問したいと思った。児童のみなさん、先生方に、感謝。
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