初めての訪問。家族で行きました。
事前にネットで情報収集。どのブログ、サイトを読んでもネガティブなことばかり。主に、「生徒が挨拶をしない」や「陸の孤島」など散々な評価。最初は私のみで行こうと思ったが、少し心細くなり、下の娘に一緒に行くか聞くと「行く」との返事。そして、評判が悪い学校を見ておくのもいいんじゃない?とのことで、結局家族で行くことになった。
上履きは娘たちは持参。妻もせっかく持参したのだからと自分のを使用。私のみ学校で用意されていたスリッパを借りた。お世辞にも綺麗とは言えなかったが、歴史あるスリッパ。都立北多摩時代の年季の入ったスリッパだ。ちなみに、帰りに返却したら、都立立川国際のスリッパもあった。数が少なかったのかな。
少なくとも2-3か所で、「挨拶をしよう」校内手作りポスターが掲示してあった。なるほど。
美術部展示を見て、娘たちはプラ板体験。受付は可愛い小声の男子生徒さん。中学生、多分(どう考えても)1年。描いたプラ板を女子生徒さんに渡す(こちらは高校生?)。生徒さんが優しく声をかけてくれて渡してくれた。きちんと礼を言わなかったのは我が家の上の娘だな・・・(スミマセン)。
イラスト展示を見たり、ラミネートされた作品や冊子を頂いた。
美術系の作品のクオリティーが・・・高い。全く予想もしていなかったので、夫婦で見ながら感心と驚き。
写真部の展示も見学。何となく雰囲気が地味だったが、女子の制服を着て撮った男子生徒さんの作品や、お城の写真などを家族でじっくり見た。理科系実験室での展示だったが、黒の長テーブルに、1枚1つのフレームに入れて、教室後方(つまり展示入り口)に向けて展示するスタイルは、数々の文化祭では初めて見たと思う、ユニークな展示方法だった。
参加者(生徒と保護者家族が主)の数が多く、廊下も場所によっては入室待ちで並んでいるため、片側通行状態になっているくらい混雑していた。廊下で挨拶されることはなかったが、学年の学習展示を見るために入った教室では挨拶をしてくれたり、準備中と知らず(昼休みだったため)入室してしまった教室では、我々が出るとすぐ扉を閉めていたが、閉めながら「午後も発表があるので是非来てください!」と元気よく声をかけてくれた。
マリオをモチーフにしたアトラクションの教室では、娘たちがモグラ叩き(しかも木製でマシンのような作りになっていた)、ボール投げ、ブラックボックス中身当て、コップ重ねがあり体験。下の娘には少し前で投げさせてくれたり、中身当てでは少し優しい(当てやすい)マリオキャラのぬいぐるみをボックスに入れるなど、さりげなく小さい子に配慮してくれた。これらは別々の男子生徒さんが対応してくれた。どの教室でも、男子も女子も出る時は「ありがとうございました」を言ってくれたりと、心地よい、楽しいと感じさせる空間を作り上げていた。
保護者会が無料の休憩所を設置しているので利用させて頂いた。無料のドリンク(しかも選べる)とスナック菓子(こちらも選べる)を受け取り、教室内のテーブルに座った。近くの教室ではパン販売があり、そちらで購入したものをこの保護者会の無料休憩所でも食べられるようになっていた。我が家もパンを購入。このパン屋は昭島のパン屋で、タルタルソースが美味だった。白身魚のフライのパン、コロッケパン、チョコチップメロンパンを購入。どれも我が家には大好評。また食べたいパンだった。ちなみに、追加の飲み物が必要だったので、1階の自動販売機で購入。市販のよりやや安い値段だったので良心的。
そして、この日一番の盛り上がりはアイドルライブ。アリーナで文化祭のために結成された(らしい)アイドルグループ2つのライブを、いずれも途中からだが最後まで観覧。前の方ではサイリュウムを手に、歓声をあげる生徒の皆さん。最初のグループは声優系だからか男子の歓声が多かった気がするが、2つ目はももクロ系なので女子の歓声も聞こえた。我が家の娘達も真剣な眼差しで見ていた。前に生徒さんが座ったので見えにくくなったからか、下の娘は体を曲げてまで食い入るように観ていた。フォロースポットの動きもそうだし、照明全体とステージ上で歌い踊るアイドル達の動きが見事にシンクロしていた。トークもバッチリ。アリーナはやや蒸し暑かったが、素晴らしいショーだった。これまで幾つかの文化祭、学校での生徒さんのパフォーマンスを見てきたが、こんなに見事なステージショーは初めてだった。学生アイドルイベントに出ているのだろうか。本物のももクロをよく知らない人は勘違いしたのではないだろうか、と思うくらいの出来栄えだった。
美術系(絵、イラスト、写真)展示や、2つのアイドルショーを見て思った。学校は進学校化しているようだが、生徒の皆さんはもっと発想が面白く、明るく、クリエイティブなのかもしれない。今後は小学校も敷地内に開校したり、より進学校化するのかもしれないが、この生徒のみなさんの、今日感じたような雰囲気が残るといいなと思った。
訪問を終えて。帰宅しても「楽しかったね」と家族で話した初めての訪問だった。また機会があれば訪問したい。そして分かったことは、このブログも含めて、ネットの情報だけでなく、やはり自分の足で行ってみることだ。それが何よりも大切だと思った。
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